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外部医療機関からの復帰

長谷川 綾平

所属:消化器内科
入職:2006年

中期研修・国内留学をすることになったきっかけを教えてください。

協立総合病院にて、初期研修・後期研修含めて6年間、お世話になりましたが、どこかで他院での研修をしたいと兼ねてから希望していたところ、上司である消化器科の高木篤先生の推薦があり、平成24年4月から平成27年3月までの3年間、大垣市民病院での研修をさせていただく運びとなりました。

研修先での勤務は、いかがでしたか。

肝・胆・膵の症例を中心に勉強してくるという名目でしたが、実際の臨床現場では消化器科に携わるすべての領域を一から叩きこまれて研鑽を積むことができたように思います。大病院でしたので症例には恵まれており、消化器領域のみで3年間の研修ができるという点では、協立総合病院にはない違った魅力があったと思いますが、その反面、他科との連携が必須となる環境の中で、消化器科以外の領域はすべてコンサルトをするという状況であり、患者全体の疾患をみるという面においては、やや応用力が低下する部分もあるかもしれません。

研修先で学んだことを協立でどう生かしていきたいですか。

肝臓に関しては、肝臓癌の治療における、血管造影検査から抗癌剤治療に至るまで、最先端の治療について勉強してきましたので、適応のある患者様には積極的にこれらの技術を取り入れていきたいです。さらに、腹腔内出血における動脈塞栓術といったいわゆるIVR的な治療についても放射線技師の方々の力をお借りしながら検討したいと思います。また、胆道領域における内視鏡検査・治療において、良性・悪性疾患含めて、様々なデバイスを駆使した技術も身につけさせていただいたので、こちらに関しては全てというわけには行きませんが、当院における適用についても検討していきたいと思います。

これから初期研修先を決める学生にメッセージをお願いします。

当院での研修は、ローテート研修が必須化される以前から屋根瓦式に基礎が構築されており、大変実践的で苦労をする部分もあるかと思いますが、やりがい・実りある研修になることは間違いないでしょう。
そして後期研修まで継続すれば、自分のように外部研修をする機会もありますので、専門領域に興味ある方にも勧められる院所だと思います。ぜひ、我々と一緒に学んで行きましょう。