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プログラムの概要

Overview of the program

おおよそ研修開始から1年間の流れです。まずは、病棟業務に慣れ、その後救急外来の対応をしっかりと身につけてから、当直研修に入ります。原則、2年目の4月頃からは正規の当直医となります。
導入研修
(1~2ヶ月目)
ローテートの初期2ヶ月間は内科病棟で病院のシステム(病棟業務の手順、電子カルテなど)に慣れることを目標とします。
基本的手技の習得
(1~3ヶ月目)
導入研修を含めた3ヶ月間の内科病棟研修の間に採血、血管確保、気管内挿管等、救急に対応できる基本的手技の習得をめざします。
救急外来当番研修
(4ヶ月目~12ヶ月目)
時間外の患者や救急車受け入れの業務に慣れるため、週に半日以上、業務時間内の救急外来に正規の当番ではなく研修として入ります。
ローテート研修の開始
(4ヶ月目~12ヶ月目)
内科以外の外科、麻酔科、救急、小児科ローテートが始まります。
当直研修
(10ヶ月目~12ヶ月目)
救外当番研修で充分に経験を積んだころ、当直時間帯に正規当直医に付いて研修として入ります。
当直業務の開始
(2年目から)
救急外来での評価、当直医・指導医の評価と本人の意思に基づいて、研修指導委員会で研修に入ってもらうか判断をします。これに基づいて正規の当直医(2人体制の2人目)の業務が始まります。
救急外来当番の開始
(2年目から)
救急外来はこれまでの「研修」から正規の当番となります。
往診の開始、外来の開始
(2年目より)
2年目から急に忙しくなり責任も重くなりますが、やりがいもあります。
2年目のローテート
内科を合計8ヶ月以上になるまで、救急を合計3ヶ月、他には地域医療、精神科、産婦人科、整形外科2ヶ月は必修に準じる位置づけにしています。経験すべき症例との関係でその他の科を集中的または継続的に回り、あとは希望の科を選択できます。
評価・改善システム
研修医の評価(ローテート先の指導医による評価、救急対応力の評価、手技の評価、他職種によるチーム医療の対応評価)、研修医による指導医の評価・研修システムの評価・研修施設へのフィードバック、などで構成されています。研修医からの評価や改善の要望は研修指導委員会で検討して、これまでもいくつかシステム改善につなげてきました。
例)心肺停止状態となった患者さんへの初期対応力が弱い→自院で定期的にICLSコースを開催するようになり、心肺停止の救急受け入れが増えた。救急研修における外傷など外科系の症例が少ない→救急研修2ヶ月目を外科系救急の対応にあてるようにした。

学会の研修施設等指定状況

  • 厚生労働省臨床研修指定病院
  • 日本内科学会認定医制度認定教育施設
  • 日本循環器学会認定循環器専門医制度研修施設
  • 日本呼吸器学会専門医制度認定施設
  • 日本整形外科学会整形外科専門医制度研修施設
  • 日本リウマチ学会リウマチ専門医制度研修施設
  • 日本神経学会専門医制度准教育施設
  • 日本精神神経学会精神科専門医制度研修施設
  • 日本脳卒中学会認定研修教育病院
  • 日本てんかん学会基幹研修施設
  • 日本泌尿器科学会専門医制度基幹教育施設
  • 日本眼科学会専門医制度研修施設
  • 日本救急医学会救急科専門医指定施設
  • 日本病理学会認定病理専門医制度研修登録施設
  • 日本皮膚科学会認定専門医研修施設
  • 日本緩和医療学会認定研修施設
  • 日本消化器病学会専門医制度基幹研修施設
  • 日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設
  • 日本大腸肛門病学会専門医制度基幹研修施設
  • 日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
  • 日本プライマリ・ケア学会認定医研修施設
  • 日本がん治療認定医機構認定医研修施設
  • 日本高血圧学会専門医認定施設
  • 日本外科学会外科専門医制度関連施設
  • 日本腎臓学会専門医研修施設
  • 日本透析医学会専門医教育関連施設