プログラムの特徴
- 2年間の総合診療方式により、ローテート期間中も外来・救急など総合的能力の養成を目指して科の枠を越えた内容とします。
- 内科、救急、地域医療、外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科の基本研修科目、必修科目18ヶ月のローテートと6ヶ月の選択 科目のローテートで構成します。
- 往診に従事し、在宅医療を行います。
- 医療生協の班会など地域住民とともにつくる健康増進の取り組みに直接参加します。
- 患者の権利を守る立場を貫き、他の医療スタッフとともに、患者中心の医療を行います。
大切にしていること
ローテート期間中も科の枠を超えた、往診、外来、救急、研修会、学習会の時間を作り、総合的な能力の養成を目指します。
- ローテートの初期3ヶ月間は、病棟研修を主に行い、基本的手技の習得をめざし採血、血管確保、気管内挿管等、救急に対応できる基本的手技の研修を行います。その後も経験、習得度について確認をしていきます。
- 診療録を作成し、毎日担当の患者を回診して、診療経過を記録します。
- 診断や治療方針、退院の決定については指導医又は上級の医師と協議し、その指示を受けます。
- 治療に必要な検査や治療の処置を行い、その中で経験の乏しい事項については必ず上級医の指示を受けることとします。
- カンファレンス、CPC、合同カンファレンスにも参加し、CPCレポートや厚生労働省の定める疾患についてのレポートを作成します。
- 救急医療、予防医療、診療所、小児、精神病院、臨終の立会いを2年間のうちで必ず経験します。
- 毎月、症例報告と研修目標に対しての到達度の自己評価を行い、指導医と振り返りの会議を行い、学習目標を確認しながら進めていきます。
- 2年次の2年間は、ローテート中も週1回の診療所外来と2週に1回の往診・訪問看護活動に参加し、地域医療について理解を深めます。
- 生協の班会、保健大学などに参加し、医療生協を運営している地域住民に接して、地域住民の要求・意見を直接聞き理解を深めます。
- 保健予防活動の一翼を担い、健診活動、患者会活動に参加します。
- 他職種とのカンファレンス、勉強会に参加し、チーム医療のリーダーシップをとることの意義を学びます。