女性医師
森 智子
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日常のお仕事をご紹介ください。
消化器内科に所属しているので、主に上部消化管内視鏡や大腸内視鏡など検査を担当しています。
他に内科外来診療、付属する有料老人ホーム入所者の往診、名古屋学院大学の保健センター診療なども行っています。
当院に入職された理由やきっかけを教えてください。
研修医の時に各科ローテート研修ができたことと、名古屋大学の総合診療部の教授が定期的にカンファレンスを開いていることなどに惹かれ入職しました。
初期研修後は、内科の各分野を半年ずつローテートし、消化器内科の内視鏡検査に興味を持ち現職となりました。
当院でお仕事をしていく上で性差を感じた事はありましたか?
特にありません。
仕事と家庭の両立で困ったことはありましたか。
そのときは、どんな工夫をしましたか。
出産後1年弱で復職することになりましたが、慣れない育児の中でどれぐらい仕事に専念できるかとても不安がありました。その不安を正直に上司に相談し、まず午前中のみで週4日の勤務から再開しました。仕事の感覚が戻り育児にも徐々に慣れていく中で、勤務時間や日数を無理なく増やしていくことができました。
子どもが予期せぬ体調不良で仕事を急遽休まなければならないような時が一番困りました。他の先生方に仕事を代わっていただき休みを取ることができて、大変助かりました。また、午前中に仕事を終わらせて午後は早退し対応することもありました。
家庭では、週1回食品宅配を頼み、仕事帰りに買い物に行く頻度を減らし帰宅時間を少しでも早めて育児に時間を当てるようにしています。
女性の医学生や勤務先を探されている女性医師に向けて、メッセージをお願いします。
女性医師は出産後の勤務について悩むことも多いと思いますが、当院では一人一人のケースに合わせて上司や周りのスタッフが相談に乗ってくれます。また、育児と両立しながら仕事が続けられるように勤務スタイルを考えていくので、出産後長く休職していた場合にも少しずつ仕事を再開することができると思います。
また、これから医師となる医学生の皆さんにとっては、当院では性差を感じること無く様々な症例を経験することができるので初期研修で多くのことが学べると思います。各科に様々な勤務スタイルで育児と仕事を両立している女性医師がいるので、将来どのように仕事を続けていくのか自分なりのイメージを持つことができると思います。